じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
それからは、毎日のように、何度もこうして中島君は心配して声をかけてくれる。
私は心配して来てくれるのが中島君なのが嬉しかった。
なぜ彼だと嬉しい、と思うのかは分からなかったけど、とにかく嬉しかった。
でも、その優しさは私だからではなく、優しい人だから、こうして机に伏している人を放っておけないからだけだろう。
そう、思っていた。
そうして一日、二日と日を増すごとに、私の心はどんどん苦しさが増していた。
先輩に会いたい。会いたいよ~………。
私、どうなっちゃったんだろう。
自分で自分の心がコントロールできない。
心が折れて、砕けて、粉々になって、消えてしまいそう…。
誰か、助けて!
誰かに支えてもらいたい…。
誰かに寄りかかりたい…。
でも、そんな事、誰にもお願いできるはずない。
じゃあ、どうすればいいの?
誰か助けて!