じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
それからも毎日のように、砕けそうで、消えてしまいそうな心を、どうすればいいのか分からずに、机に伏す日々を送っている。
毎日のように、中島君は私を心配して来てくれる。
時々、勘違いしちゃいそうな甘い言葉としぐさを添えて…。
『緑川さん、大丈夫?最近、全然、元気ないぞ~!
緑川さんが元気ないと、僕も元気出ないから。
ねっ!元気出して!』
『おーい!どうした?大丈夫?
緑川さんが辛そうだと、僕も辛いよ。
ね、元気出して!』
私の頭を優しく撫でながら、優しい声でこんな事を言ってくれる。
(どうして?私が元気ないと、辛そうにしてると、中島君も辛いの?どうして?)