じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

『ありがとう…!中島君は優しいな…。
どうしてそんなに優しいの?』


思わず、こんな事を口にしていた。


『え、そ、そりゃあ、ねぇ…』


腕で口を隠すように、私から目を背ける。


???
まぁ、中島君が優しい人だからに決まってる。
私にだけ優しいわけではないはず。


『ありがとう!いつも優しくしてくれて…』


『早く、元気になって!』


そう言って、笑顔で席へ戻っていった。


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