じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
毎日のように、続く中島君との時間。
私にとっては、嫌ではない、むしろ嬉しい時間だった。
そんなひとときを、またも岩山君たちは、お構いなしに邪魔をする。
『みっちゃーん!』
仕方なく廊下に出ると、お馴染みの方々。
バイトのある、なしや、バイトの時間を聞かれ答える。
また食べに来るという。
はぁ、どうしたものか…。
相変わらず、猛アタックされる日々。
クラスが離れても、勢いの衰えを感じさせない。
ここまでされると、好かれて嬉しい気持ちよりも、ちょっと面倒な気持ちも芽生えてくる。
私が隆君を好きになることはない、そう言っても諦めてくれない。
まぁ、私も先輩にそうだったから、人のこと言えないか…。