じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
『は、はい!先輩はお元気でしたか?』
『うん、おかげさまで。
陽子ちゃんも元気そうで良かった!』
『はい、元気です。
気にかけてくださったんですか?嬉しいです!』
『うん、良かった!
じゃあ、また、ね!』
そう言って先輩は行ってしまった。
(え、待って!さっき私の事を陽子ちゃんって呼んでたよね?何で急に?
でも、嬉しい!
こんな事されたら益々、諦められないじゃない!)
そんな事を考えながら私はすぐにりこちゃんに報告しに行った。
りこちゃんはとても喜んでくれた。
そして暫くして、私は先輩に今の気持ちを正直に伝えようと決めていた。