じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
*臆病な私と鈍感な私*
長いようで短かった夏休みが明け、2学期になった。
久しぶりに会うみんな。
みんな元気そうで良かった。
『緑川さん、おはよう!元気だった?』
久しぶりに会う中島君。
少し日焼けしているようだ。
少し逞しく感じる。
『おはよう!うん、元気だったよ!
中島君は?元気だった?』
こんな会話を久しぶりに交わす。
最近の私の心は、相変わらず、だった。
先輩を思い出に変えて、前へ進むためにどうすればいいのか…。
きっとそれは、新たな恋を見つけること。
そう考えていた。