じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

隆君はポップコーンを差し出し、食べる?と言ってきたので、食べてごまかすことにした。


長い上映時間の間、何度も隆君は私の手を握ろうとしてくる。

それを拒むと、私の太ももに手を置く。

身の危険を感じ、小声で文句を言った。


『隆君!やめて。こんな事するなら私、帰る!』


立ち上がろうとする私に、謝る隆君。


もう何もしないし触らないから、というので、とりあえず、座ることにした。

それからは、本当に何も嫌がることはしないでくれた。


映画館を出て、お昼をファーストフード店で食べることにした私たち。

何となく気まずい…。

でも、゛友達゛なんだから普通に友達っぽく会話することを心がけた。

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