じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
『でも、友達だって言ってるのに、隆君は私に触れようとしたり、キスしようとしたりしてきてたじゃない。私はそういう事はやめて欲しかった。
やめてって言ってもなかなか、やめてくれなかったでしょ?』
『ごめん、それは好きだからしょうがないじゃん』
『でも、私はまだ、そんな気持ちになれないのに、そういう事されると嫌なの。あんまりされると、嫌いになっちゃうよ。隆君を嫌いにはなりたくないから。
だから、今のままで別れよう』
『嫌だ!僕は別れないから』
『隆君がそう言っても、私は本気だから。
本当は友達になれればいいかなと思ってたけど、それも難しい。だから、お互いのために、お願い!
隆君が付き合ってる、と思ってるなら、別れよう!』
『嫌だ!とにかく、会って話そう!』
『会って話すと、この前みたいに、ちゃんと聞いてくれないでしょう?
だから電話したの。お願い!わかって!』
『ダメだよ!そんな事、言わないでよ!
それでも俺の気持ちは変わらないから!』
『ごめんね。本当にごめんね。
今まで、ありがとう。こんな私を好きになってくれて、ありがとう。
さよなら………』