じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

『やめて!2人とも!』


2人の間に勇気を出して割って入った。
どちらにも痛い思いはしてほしくない。


『ごめんね。私がいけないの。
隆君のこと傷つけて、本当にごめんなさい。

私の考えが甘かったの。
そんな安易な考えで、もしかしたら…なんて、できる訳なかったのに。

友達になれる、友達になって隆君の良いところ見つけられれば、なんて。

最初から無理だったんだよね。なのに、それが無理だと分からなかった、私が悪いの。
本当にごめんなさい』


『………。』


2人ともお互いつかんでいた手を離した。
良かった。

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