じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
手を繋ぎたいな、そう思った時、彼がそっと手を繋いでくれた。
っ?また!以心伝心?
『うふふ。何かね、私たちって以心伝心?してるのかなぁ。』
『えっ?』
『いつもね、私がしてほしいなと思う事を、そう思った時に、けんちゃんはしてくれるの。
今も、手を繋ぎたいな、と思ってたら、けんちゃんが手を繋いでくれた』
『そうだったの?じゃあ、以心伝心だな。
でも、陽子も。僕が言ってほしいな、そうして欲しいな、と思う事を言ったり、したりしてくれてるよ!知ってた?』
『えっ?本当に?知らなかった(笑)』
『抱きしめたい!と思った時に、さっき、僕の胸に来てくれたでしょ?』
『えっ?そうだったの?嬉しい!』