じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
制服で会う私たちの最後の日。
私たちは2人だけで、別のカラオケBOXに来ていた。
ここなら、2人きりの空間で誰にも邪魔されずにゆっくりできる。
時々は歌いながら、ソファーに座って見つめ合う。
『陽子、大好きだよ…』
そう言って、私の頬を優しく触ってキスをくれる。
『私も、大好きだよ、けんちゃん…』
彼のキスがどんどん激しくなる。
角度を変えながら、何度も繰り返されるキス。
深いキスに変わっていく。
私はソファーの背もたれに押さえつけられるようになった。
どんどん激しくなるキスは、止まることを知らないようだった。
どれだけ長い間、キスを交わしていたのだろう…。
ようやく、唇がゆっくりと離された。