じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
* * * * * *


私は美味しいものが大好き。


体型や体重は気になるけど、カロリーなんてあまり気にせずに食べてしまっている。


そのため、体重はどんどん増えてぽっちゃり体型なのだ。


こんな私が自分の心のままに、先輩に告白するなんて自分でも無謀なことをしている、と自覚している。


私は三姉妹の末っ子で姉たちは高校生の時が一番太っていた。
かくいう私も、高校生の今がこれまでで一番太っている。


私は高校1年の夏から駅前のファーストフード店でアルバイトを始めていた。


週3、4回。学校が終わった夕方から夜10時位までの時もあれば、時々は休日に8時間みっちりと働くこともある。


うちの家計は楽ではないと母から聞かされていたし、自分の自由に使えるお小遣いも欲しかった。

時々は学校で必要な集金があるときも貯めたバイト代から払うこともある。


バイト先で美味しいポテトやハンバーガーの誘惑に負けて食べてしまうこともあるんだ…。



周りの仲良しの友達たちは殆どが痩せているスタイルのいい人ばかり。
一緒にいると私は一人ぽっちゃり体型。


恥ずかしいと思うことも何度もあったが、美味しいものの誘惑に負けてしまう自分がいた。


でも、さすがに少しはセーブしているつもり…(笑)


痩せていて運動神経抜群の水谷先輩が、こんな醜い私を好きになってくれる訳ないよね、振られるはずだ、と自分でも思ったりする。



今のまま、先輩との関係をこのまま続けていくことは自分にとっても先輩にとっても良いことなのだろうか、そう思うこともある。

それでも、好きな気持ちは変わらず先輩への゛好き゛は心のなかで溢れていた。


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