じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
*嬉しいけど…*
2年生になり3か月目に入った頃。
段々と蒸し暑く、夏の暑さが忍びよってきた梅雨。
今日は雨も降らず、太陽が降り注ぎ、蒸し暑い日。
私はいつものようにりこちゃんたちとの会話を楽しんでいた。
そこへ岩山君がやってきた。
『みっちゃん、ごめんな、話中に!
悪いんだけど、今日の放課後って空いてる?』
『???
うん、まぁ、大丈夫だけど…』
『ほんまに?
じゃあ、悪いけど帰りのHR終わったら2Fの前と同じ、あそこの空き教室に来て!
……隆がさ、またみっちゃんに話があるんだって!』
『???
え?隆君が?
何の話かなぁ?』
『まぁ、それは本人から聞いてや!
じゃあ、頼んだよ!
早坂さん(りこちゃんの名字)、ごめんな、邪魔して!
ほんなら、みっちゃん、よろしくな!』
そう言って、岩山君は行ってしまった。
私とりこちゃんは ゛???゛がいっぱいだった。
もう、話はこの前終わったはずなのに何でだろう?
何か別の話かなぁ。
今日はバイトもないので放課後は空いている。