じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
ふと、校庭に目を向けると水谷先輩たちのクラスが体育の授業のために校庭にでて準備をしている。
水谷先輩を探す―。
いた!今朝は途中から一緒に登校したんだっけ。
一瞬、それをも忘れるほど悩んでいた自分を叱っていた。
ずっと先輩を見ていたからか、視線に気づいて先輩がこちらを見た。
目が合うといつものように、小さく微笑んで小さく会釈をしてくれた。
ほんの少し、元気をもらえた気がした。