じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
『いらっしゃいませ』
『おぅ!緑川、何だおまえ、ここでバイトしてんのか!』
『は、はい…』
『そうか、いいよな、ここは旨いよな。
先生もけっこうここのバーガーは好きなんだよ』
『あ、そ、そうなんですか』
『おぅ、じゃあ注文していいか?』
そう言われてテイクアウトの注文をとり、すぐ目の前の壁沿いにあるイスで゛お待ちください゛と案内した。
注文の品を作り、袋に詰めていく。
私はドアからお客様が入ってきていないことを確認し、ドリンクやその奥のポテトのところで注文のポテトを詰めた。
気持ちだけ少し多めに詰めた。
その様子をじっと見られていたらしく、袋に詰めに行くと、
『おぅ!なかなか頑張ってるじゃないか』
そう言ってくれた。