じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
*始まった猛アタック攻撃!? *
今日も隆君たちがバイト先に食べに来た。
よくも懲りずに、私を好きでいてくれるよな、わざわざお金をかけてバイト先まで食べに来てくれるなんて。
席まで注文のものを持っていくと隆君から話しかけてきた。
『今日もご苦労様!忙しいでしょ?頑張ってるね』
『ありがとう。隆君たちは部活終わって来てくれたの?』
『うん、少しでもみっちゃんを見ていたくて…』
(もう!そんな事言われたら恥ずかしいじゃない!)
私は熱を帯びて赤面する顔を軽く触りながら、笑ってごまかし、キッチンへ戻った。
もう!反則でしょ!
あんな、みんながいる前で言わなくても…。
キッチンへ戻るとバイトの先輩に赤くなった顔を見られてしまった。