君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
「・・・そうだね」
ずっと一緒にいた。

そんな海璃も私だって見て来た。

だからこそ信じられる。

海璃を信じられる。

私はもう一度海璃に抱き着いた。

「ごめんね」
「なにが?」
「全部・・・」

病気になったことも。海璃にあたりまえの幸せな未来をあげられないことも。
迷惑をかけてしまうことも。海璃を拒絶したことも。

いろいろなごめんねの気持ちがあふれる。
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