君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
「後にも先にも、あの日だけだって決めてんだよ。」
照れ隠しなのか急に小さな声になる海璃。

「そっか」
私も恥ずかしくなって海璃の手に自分の手を重ねた。

あと何回こうして一緒にお風呂に入れるかな。

こうして話ができるかな。

抱きしめあえるかな。

そう考えると1分1秒がおしい。

「明日」
「ん?」
「病院終わったらデートしよう」
「珍しい。海璃からのお誘い?」
「あぁ。行きたいとこあるんだ」
「どこ?」
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