君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
あとになって知った話。
海璃はこの時に私に気づかれないように、指輪を首から下げられるチェーンを買っていたらしい。
きっと、その後の私の状態を考えて必要だってこの時から海璃はわかっていたのだと後になって知った。
私以上に、私を知っている海璃。
私が海璃と一緒にいる選択をした後も、私自身が海璃をのこして逝ったあとのことを考えて、海璃に遠慮していることも、気づいていたんだと思う。
少しでも、海璃が私が死んだあと前に進めるように・・。多くはのこさないように・・・思い出を濃くしないように・・・と考えている私を知っていたんだ。
だからこそ、遠慮をせずに治療に専念をして頑張れというエールを送るように、このタイミングでプロポーズをしてくれたのだと思う。
「京香」
「ん?」
「もう待たない。」
「え?」
「俺だって、遠慮すんのやめんだから。」
「・・・海璃・・・」
海璃はこの時に私に気づかれないように、指輪を首から下げられるチェーンを買っていたらしい。
きっと、その後の私の状態を考えて必要だってこの時から海璃はわかっていたのだと後になって知った。
私以上に、私を知っている海璃。
私が海璃と一緒にいる選択をした後も、私自身が海璃をのこして逝ったあとのことを考えて、海璃に遠慮していることも、気づいていたんだと思う。
少しでも、海璃が私が死んだあと前に進めるように・・。多くはのこさないように・・・思い出を濃くしないように・・・と考えている私を知っていたんだ。
だからこそ、遠慮をせずに治療に専念をして頑張れというエールを送るように、このタイミングでプロポーズをしてくれたのだと思う。
「京香」
「ん?」
「もう待たない。」
「え?」
「俺だって、遠慮すんのやめんだから。」
「・・・海璃・・・」