君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
「ありがとう・・・海璃・・・」
「愛してる」

海璃は何度も何度も、愛していると言ってくれる。

照れて、何度も言ってくれるなんてことはなかった言葉を・・・何度も何度も・・・。
あと何度愛していると言えるか、言葉を交わせるか、抱きしめあえるかわからない。


「愛してる」

私は少し照れながら愛の言葉を返すと、海璃が少し体を離して私の顔を覗き込み「真っ赤」と笑った。



次の日。
私たちは役所に婚姻届けを提出した。
驚いたのが保証人の欄に海璃の両親の名前が書かれていたこと。
海璃は事前に実家に行って直接事情を説明して、婚姻届けの保証人欄に名前まで書いてもらっていたんだ・・・。

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