君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
その時、海璃が布団の中で私を抱き寄せた。

一瞬、私が起きていて泣いていることに気づかれたかと緊張が走った。

でも海璃は気づいていない。
私を抱きしめて、やがて寝息を立て始めた。

どこで何をしているかわからないけど、海璃は疲れているように見える。

目の下のクマだって大きくなってるし。

少しやせたようにも見える・・。


そんな風にしているのは私だ・・・。


私はぐっすりと眠った海璃の頬にそっと触れて目を閉じる。
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