君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
慌ただしく準備をしている俺が出す物音の中に、携帯の着信がやけに響いて聞こえる。
京香になにかあったのかもしれないと、ただでさえバクバクと飛び出しそうだった心臓が余計にうるさくなる。
携帯の液晶画面を見るとそこには京香の名前が出ていた。
すぐに携帯の画面をスライドさせて電話に出る。
「京香っ!?」
冷静さなんて装っていられない。俺は勢いよく話しかける。
『海璃・・・』
そのよわよわしい声に俺は焦る。今にも消えてしまいそうな声に不安が募る。
「待ってろ、今向かってるから!」
俺は携帯を耳と肩ではさみ、手にしていたバックに最後の荷物をつめて財布ポケットに詰め込んだ。
その時・・・『だめ』今にも消えそうな声で京香が言う。
消えそうな震える、かすれる声で。京香ははっきりとそう言った。
「え?」
『こないで・・・お願い・・・』
「ばか、なに言ってんだよ」
俺は京香の言葉の意味を考えながら動きを止めた。
京香になにかあったのかもしれないと、ただでさえバクバクと飛び出しそうだった心臓が余計にうるさくなる。
携帯の液晶画面を見るとそこには京香の名前が出ていた。
すぐに携帯の画面をスライドさせて電話に出る。
「京香っ!?」
冷静さなんて装っていられない。俺は勢いよく話しかける。
『海璃・・・』
そのよわよわしい声に俺は焦る。今にも消えてしまいそうな声に不安が募る。
「待ってろ、今向かってるから!」
俺は携帯を耳と肩ではさみ、手にしていたバックに最後の荷物をつめて財布ポケットに詰め込んだ。
その時・・・『だめ』今にも消えそうな声で京香が言う。
消えそうな震える、かすれる声で。京香ははっきりとそう言った。
「え?」
『こないで・・・お願い・・・』
「ばか、なに言ってんだよ」
俺は京香の言葉の意味を考えながら動きを止めた。