君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
『お願い。海璃。』
動きを止めた俺の耳に届く京香の声。
その声に俺はすべてを悟った気がした。
『今日は水曜日でしょ?』
電話の向こうで京香はなるべく俺に、自分の声で自分の体調が思わしくないことを悟られないようにしているけど、俺にはわかる。俺には・・・京香の姿が・・・離れている京香の姿が見える気がした。
「なんでだよ。水曜日でも行く」
ひとりで泣くのこらえて、話なんて本当はできる状態じゃないのに、無理している京香の姿が目に浮かぶ。きっと泣いてる・・・。俺に気づかれないように・・・涙を流している・・・。
そんな京香の姿が分かるから、俺は水曜だって会いに行かせてくれと願うように京香に言う。
でも、京香は『お願い。日曜に来て。』と震える声でもう一度言った。
「京香・・・」
頼むよ。そばにいさせてくれよ。
俺、決めたんだよ。いつも必死に前に進もうとする京香を支えるって。
京香が転びそうになったら、いつだって支えられるように、金魚の糞みたいにその後ろから離れないって・・・。
動きを止めた俺の耳に届く京香の声。
その声に俺はすべてを悟った気がした。
『今日は水曜日でしょ?』
電話の向こうで京香はなるべく俺に、自分の声で自分の体調が思わしくないことを悟られないようにしているけど、俺にはわかる。俺には・・・京香の姿が・・・離れている京香の姿が見える気がした。
「なんでだよ。水曜日でも行く」
ひとりで泣くのこらえて、話なんて本当はできる状態じゃないのに、無理している京香の姿が目に浮かぶ。きっと泣いてる・・・。俺に気づかれないように・・・涙を流している・・・。
そんな京香の姿が分かるから、俺は水曜だって会いに行かせてくれと願うように京香に言う。
でも、京香は『お願い。日曜に来て。』と震える声でもう一度言った。
「京香・・・」
頼むよ。そばにいさせてくれよ。
俺、決めたんだよ。いつも必死に前に進もうとする京香を支えるって。
京香が転びそうになったら、いつだって支えられるように、金魚の糞みたいにその後ろから離れないって・・・。