君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
「・・・ん・・・」
ふと隣から声が聞こえて、海璃は手にしていたビールをサイドテーブルに置き、立ち上がる。

そして、隣に置かれている大きなロッキングチェアで眠っている愛する妻の隣にそっとしゃがんだ。

寝顔をじっと見つめていると、自然と頬が緩む。

無邪気な寝顔の妻を見ながら海璃は奇跡の連続である毎日に感謝せずにはいられなかった。


そっと妻の髪を撫でる。

「・・・ん・・?」
妻が少し目を開けると海璃は微笑んだ。

自分の着ていたシャツを脱ぎ、海璃は妻の体にかける。
「おやすみ」
海璃が妻の髪を撫でると、妻は再び目を閉じた。
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