君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
京香がいてくれるだけでも俺は十分に幸せだ。

京香の命を危険にさらしてまで、子供が欲しいとは思わない。

でも・・・これはあくまで俺のエゴだ。

京香が望んでいることは・・・




寝室の戸をそっと閉めて、俺はリビングのソファに座り、自分の財布から古くなった手紙を出した。

病気になった京香が、俺にくれたラブレター。

ずっとこの手紙を俺は肌身離さずに持っている。

久しぶりにその手紙を読み始めた。
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