君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
私はそんな誉め言葉に背を押されながら、ヒールのかかとを鳴らして歩き始める。
「どうだった?」
その時ちょうど私が歩く廊下に面した会議室から出て来た海璃に声をかけられた。
「大丈夫。取れた。」
「そっか」
「うん。ありがとうね。」
海璃は私の言葉に首を横に振った。
「なんだ、また俺がかっこよく助ける出番、見送りになったか」
そう言って海璃は手にしていた書類を丸めてぽんと肩をたたいた。
「じゃ、私外回りしてくるから」
「外回り?」
「そう。こういう時、助けてくれるのは付き合いがある取引先だからね。お礼のあいさつ」
私の言葉に海璃はふっと笑う。
「なに?」
「いや、お前不愛想に見えたり、冷たく見えるけど、情に厚いというか、ケツの皮が厚いというか」
「セクハラですか?」
「どうだった?」
その時ちょうど私が歩く廊下に面した会議室から出て来た海璃に声をかけられた。
「大丈夫。取れた。」
「そっか」
「うん。ありがとうね。」
海璃は私の言葉に首を横に振った。
「なんだ、また俺がかっこよく助ける出番、見送りになったか」
そう言って海璃は手にしていた書類を丸めてぽんと肩をたたいた。
「じゃ、私外回りしてくるから」
「外回り?」
「そう。こういう時、助けてくれるのは付き合いがある取引先だからね。お礼のあいさつ」
私の言葉に海璃はふっと笑う。
「なに?」
「いや、お前不愛想に見えたり、冷たく見えるけど、情に厚いというか、ケツの皮が厚いというか」
「セクハラですか?」