君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
「あのノートを渡すってことは、お前が今までの自分をなかったことにするってことだぞ?積み上げたもの、捨てるようなもんだろ」
海璃の表情が心配に変わる。
「どうしちゃったんだよ、お前。何があったんだよ」
私の腕をつかみながら、私の顔を覗き込む海璃。
私は海璃に気づかれないように深呼吸をした。
「お前、最近変だぞ?何があったんだよ」
海璃はいつだってそうだ。
私を自分のことのように心配してくれる。
なにかがあると誰よりも早く気づいてそばにいてくれる。
私が何か欲しい言葉があれば必ずくれるのは海璃だった。
抱きしめてほしい時に抱きしめてくれるのも海璃だった。
その海璃が私を想って、感情をこんなにあらわにしてぶつけてくるのははじめてだった。
海璃の表情が心配に変わる。
「どうしちゃったんだよ、お前。何があったんだよ」
私の腕をつかみながら、私の顔を覗き込む海璃。
私は海璃に気づかれないように深呼吸をした。
「お前、最近変だぞ?何があったんだよ」
海璃はいつだってそうだ。
私を自分のことのように心配してくれる。
なにかがあると誰よりも早く気づいてそばにいてくれる。
私が何か欲しい言葉があれば必ずくれるのは海璃だった。
抱きしめてほしい時に抱きしめてくれるのも海璃だった。
その海璃が私を想って、感情をこんなにあらわにしてぶつけてくるのははじめてだった。