君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
夜になり、海璃もほかの社員も帰ってから、私は一人自分のデスクを片付け始めた。
文房具類も使わないものが多い。私はいらないものを段ボールに詰めて、会社の廃棄物を置く場所へと運んだ。
必要なものは簡単にバックに収まった。
家に帰り、自分のデスクから持ち帰ったものをバックからだし、テーブルに並べる。
海璃と初めて言った温泉で買ったキーホルダー。
私の30歳の誕生日に海璃がくれた万年筆。
それまでで一番大きな仕事を任されたときに、そっと海璃から渡された『おめでと!今夜お祝いしよう!』と書かれた付箋。
よく内緒で二人で行った会社の近くの隠れ家的レストランのスタンプカード・・・。
全部に海璃との思い出が詰まっている。
私は流れる涙を気にせず、その一つ一つを抱きしめた。
文房具類も使わないものが多い。私はいらないものを段ボールに詰めて、会社の廃棄物を置く場所へと運んだ。
必要なものは簡単にバックに収まった。
家に帰り、自分のデスクから持ち帰ったものをバックからだし、テーブルに並べる。
海璃と初めて言った温泉で買ったキーホルダー。
私の30歳の誕生日に海璃がくれた万年筆。
それまでで一番大きな仕事を任されたときに、そっと海璃から渡された『おめでと!今夜お祝いしよう!』と書かれた付箋。
よく内緒で二人で行った会社の近くの隠れ家的レストランのスタンプカード・・・。
全部に海璃との思い出が詰まっている。
私は流れる涙を気にせず、その一つ一つを抱きしめた。