君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
『ピンポーン』
その時玄関のチャイムが鳴った。
「はーい」
勤めて明るく返事をする。

玄関の扉を開けるとそこには黒のパンツに白のシャツを着た海璃が立っていた。

海璃が私の格好を見て笑う。

「ばれてたかー。」
「うん」
海璃は気合が入ったデートの時はモノトーンの格好をよくする。

今日はきっとモノトーンの格好をしてくると私はわかっていた。

だからこそ、自分の服もモノトーンのしたのだった。

こんなことも、言葉がなくても分かり合える関係は、長く付き合ったからだと思う。
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