君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
不必要なものは全部捨てて、部屋の中には必要最低限の物だけ。

いろいろと必要な手続きもして、私が自分で動くことができなくなっても大丈夫なようにした。

大切なことを忘れないように、私はやることリストを作った。

そのリストの最後を今日やろうとしている。


小さなアパートの窓から空を見上げる。

あー私は一人なんだ・・・

そう実感しながら何度もこの場所で泣いた。

どんどんと痩せていく体。
眠れない、食べられない。
それでも、今日まで何とか頑張らないとと、ふんばってきたのは、リストの最後に重要なことがあったからだ。

これが終わるまでは立ち止まるわけにはいかなかった。
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