いつか、さくらを片手に君に逢いに行くその日まで…
「奏ってそんなに有名なの?」
もえは驚いた顔で
「有名も何も、大スターじゃん!女の子で仲良くできた人はいないっていうね。どんな美人でも友達にすらなれないらしいよ」

驚きの連発だ…。

「私、実はその奏と毎日お昼を食べているのだけど、一緒にいると熱もないのに身体中が熱くてドキドキするの。何でかな?」

「ん〜?なるほどね。それってさ…」

私は唾をゴクンッと飲み込む。

「恋なんじゃない?よかったね!!!おめでとう!」

これが恋?
今まで恋したことのない私にとって1番意味不明なキーワードだ。よく分からない。

私はもえに恋とは何かを聞いてみることにした。すると、もえは…

「恋って言うのはね、誰かを好きになると言うことだよ!一緒にいると身体中が熱くなったり胸がキューッとしたり、ドキドキしたりするんだよ!」

私は奏に恋をしているのかもしれないと思ったが、どうすれば良いのかわからなくなった。
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