いつか、さくらを片手に君に逢いに行くその日まで…
「ただいま〜」

帰ってきたら真っ先に私がする事はお風呂に入る事。私は寄り道もせず、お風呂場へと向かった。

汗でべっちょりの下着はとても脱ぎづらい。
まるで、下着がお風呂には入らせないと言っているかのようだ。

私はやっとの思いで湯船に浸かった。
ボーッとしながら恋について考える。
奏の事を考えるだけで苦しい…ドキドキする。あの時の笑顔がフラッシュバックしてくる。愛おしい…。

「ん?今私愛おしい…なんて思ってた?」
これがもえの言っていた恋なのかもしれないと思った。そんな事を考えているうちに顔がどんどん赤くなってきてポンっと破裂したように急に恥ずかしくなった。


< 17 / 42 >

この作品をシェア

pagetop