瑠璃色の世界で、君に終わらない恋をした。
エピローグ
GW明け最初の土曜日。
私は那月に付き合ってもらって、ダイビングショップ渚を訪れていた。
「よし、書いてもらう書類はこれで全部だな。二人とも問題なし!柚歌ちゃん、那月ちゃん、それじゃ、そろそろ出発しようか」
ヒロさんは二人分の書類に入念に目を通した後、少年のような顔をしてニッと笑った。
「あーどうしよう。なんか急に緊張してきた……」
「ちょっとやめてよね柚歌!言い出しっぺがそんなんじゃ、こっちまで不安だよ〜」
「二人とも大丈夫!ヒロ、普段はこんなだけど、海の中ではすっごく頼りになるよ。私もそれでまんまと騙されたんだから」
「おいおいユキ、亭主を捕まえて"こんな"とはなんだよ"こんな"とは」
「別に、私は本当のことを言ったまでだけど♪」
ヒロさんとユキさんの夫婦漫才ですっかり緊張も解れた私たちは、店から車で十五分のダイビングスポットを訪れた。
まだ朝早い時間だというのに、ダイバー達が既に大勢集まって身支度を整えている。
私は那月に付き合ってもらって、ダイビングショップ渚を訪れていた。
「よし、書いてもらう書類はこれで全部だな。二人とも問題なし!柚歌ちゃん、那月ちゃん、それじゃ、そろそろ出発しようか」
ヒロさんは二人分の書類に入念に目を通した後、少年のような顔をしてニッと笑った。
「あーどうしよう。なんか急に緊張してきた……」
「ちょっとやめてよね柚歌!言い出しっぺがそんなんじゃ、こっちまで不安だよ〜」
「二人とも大丈夫!ヒロ、普段はこんなだけど、海の中ではすっごく頼りになるよ。私もそれでまんまと騙されたんだから」
「おいおいユキ、亭主を捕まえて"こんな"とはなんだよ"こんな"とは」
「別に、私は本当のことを言ったまでだけど♪」
ヒロさんとユキさんの夫婦漫才ですっかり緊張も解れた私たちは、店から車で十五分のダイビングスポットを訪れた。
まだ朝早い時間だというのに、ダイバー達が既に大勢集まって身支度を整えている。