瑠璃色の世界で、君に終わらない恋をした。
「そういえば、ダイビングが趣味って言ってたよね?」
そう尋ねてみると、泰輝くんは「よくぞ聞いてくれた」と言わんばかりの表情でズボンのポケットから携帯電話を取り出し、ダイビング中に海の中で撮ったのだという写真のデータを何枚か見せてくれた。
「これ、泰輝くんが撮ったの?凄く綺麗!」
「そうだよ。カメラはまだ勉強中だけどね」
私のそれと全く同じ形をした彼の携帯電話の中には、私の全く見たことのない世界が広がっていた。
画面の中に映し出された青く美しい海底の様子。名前も知らない生き物、そして毒々しいくらいに鮮やかな魚たちの生き生きとした姿は、ため息がこぼれるほど美しかった。
「でも、こんなに綺麗に撮れるなんて凄いよ」
「ありがとう。だけどさ、本物はもっと綺麗だよ。柚歌ちゃんにも見せてあげたいくらい」
「へー。いいなぁ……私もしてみたいな、ダイビング!」
海の中の様子を話す泰輝くんの瞳はキラキラと輝いて見えて、私は彼の見ている世界を知りたいと心の底から思った。
そう尋ねてみると、泰輝くんは「よくぞ聞いてくれた」と言わんばかりの表情でズボンのポケットから携帯電話を取り出し、ダイビング中に海の中で撮ったのだという写真のデータを何枚か見せてくれた。
「これ、泰輝くんが撮ったの?凄く綺麗!」
「そうだよ。カメラはまだ勉強中だけどね」
私のそれと全く同じ形をした彼の携帯電話の中には、私の全く見たことのない世界が広がっていた。
画面の中に映し出された青く美しい海底の様子。名前も知らない生き物、そして毒々しいくらいに鮮やかな魚たちの生き生きとした姿は、ため息がこぼれるほど美しかった。
「でも、こんなに綺麗に撮れるなんて凄いよ」
「ありがとう。だけどさ、本物はもっと綺麗だよ。柚歌ちゃんにも見せてあげたいくらい」
「へー。いいなぁ……私もしてみたいな、ダイビング!」
海の中の様子を話す泰輝くんの瞳はキラキラと輝いて見えて、私は彼の見ている世界を知りたいと心の底から思った。