瑠璃色の世界で、君に終わらない恋をした。
「柚歌、今日はやけに真面目にやってたね」
「そうかな?」
「うん。なんか珍しく星マーク付けたりしちゃってさ」
「あぁ。実はね、今日この後泰輝の家で一緒に勉強する事になってるんだ。だから分からなかった所聞こうと思ってチェックしてたの」
「え!泰輝くんの家で?ちょっとその話、今度詳しく聞かせてよね」
那月の目が、妖しく光る。
「詳しくって、勉強するだけなんですけど」
「それはどうかな〜」
那月がいつまでも楽しげな表情で赤色の傘をくるくると回すので、私は彼女に話してしまった事を後悔し、口をつぐんだ。
「あ、ほら柚歌、愛しの泰輝くんが迎えに来てるよ!」
駅に着くなり那月の肘が私を突いた。
顔を上げてみると、泰輝がこちらを見て小さく手を挙げている。
「それじゃ、邪魔者はさっさと帰るね!二人ともばいばーい!」
那月は泰輝に軽く挨拶を済ませると、そう言い残してそそくさと改札口へ吸い込まれて行った。
「そうかな?」
「うん。なんか珍しく星マーク付けたりしちゃってさ」
「あぁ。実はね、今日この後泰輝の家で一緒に勉強する事になってるんだ。だから分からなかった所聞こうと思ってチェックしてたの」
「え!泰輝くんの家で?ちょっとその話、今度詳しく聞かせてよね」
那月の目が、妖しく光る。
「詳しくって、勉強するだけなんですけど」
「それはどうかな〜」
那月がいつまでも楽しげな表情で赤色の傘をくるくると回すので、私は彼女に話してしまった事を後悔し、口をつぐんだ。
「あ、ほら柚歌、愛しの泰輝くんが迎えに来てるよ!」
駅に着くなり那月の肘が私を突いた。
顔を上げてみると、泰輝がこちらを見て小さく手を挙げている。
「それじゃ、邪魔者はさっさと帰るね!二人ともばいばーい!」
那月は泰輝に軽く挨拶を済ませると、そう言い残してそそくさと改札口へ吸い込まれて行った。