極甘ストロベリィ
第一章

出会い-佳世side-

「俺のお嫁さんになって!!」




「………はっ?」




私、たった今プロポーズされました。



それも初対面の相手に。



意味がわからず目をぱちくりしていると、いきなり端正な顔が目の前に迫ってきた。



思わず出て行く私の拳。




きっと、レスリングだったら『カンカンカン』ってベルが鳴ってたんじゃないかってぐらい綺麗に入ったストレート。




その証拠に、私に迫ってきてた奴は目の前で伸びてる。





さ、静かになったし、その間に思い返してみよう。




なんでいきなり求婚されたのか、について。

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