君はロックなんか聴かない
私は何の為に音楽をやっているのだろう。みんなは何の為に音楽をやっているのだろう?地位?名誉?お金?娯楽?私は楽しかったらそれでいいのだろうか?いやでも楽しんでいないと意味は無い。私の憂鬱は放課後のチャイムでは祓うことは出来なかった。
「久間くん!今日時間ある?」
「え、まあ」
「一緒に帰らない?」
「え、うん、いいけど、どうしたの?」
「ううん、ちょっと話たい事があって」
「え、ああ、うん」
私は勇気を持って久間くんを誘ってみた。遠くからその様子をえみちゃんがニヤニヤ見守っていた。私はえみちゃんに向かって手を横に振った。
校舎を出てもなかなか話しかけることは出来なかった。久間くんは何も言わずに私が話しかけるのを待っていた。
沈黙を破ったのは彼の方だった。
「どうしたの?告白?」
「え、何で?違うよ!」
「そっか」
「てか、告白だったらどうするの?その聞き方最悪だよ」
「そっか、確かにそうだよね、いやもちろん冗談だよ」
「久間くん、さてはモテないな」
「いや、そんなことは、まあ確かにそれはモテないね」
「ごめん、まあ冗談だけど、モテるでしょ、本当は」
「え、まあ、うん」
「何それ、そこはそんなこと無いよでしょ」
「うん、まあそうだね、ハハ、で、話って何?」
「久間くん!今日時間ある?」
「え、まあ」
「一緒に帰らない?」
「え、うん、いいけど、どうしたの?」
「ううん、ちょっと話たい事があって」
「え、ああ、うん」
私は勇気を持って久間くんを誘ってみた。遠くからその様子をえみちゃんがニヤニヤ見守っていた。私はえみちゃんに向かって手を横に振った。
校舎を出てもなかなか話しかけることは出来なかった。久間くんは何も言わずに私が話しかけるのを待っていた。
沈黙を破ったのは彼の方だった。
「どうしたの?告白?」
「え、何で?違うよ!」
「そっか」
「てか、告白だったらどうするの?その聞き方最悪だよ」
「そっか、確かにそうだよね、いやもちろん冗談だよ」
「久間くん、さてはモテないな」
「いや、そんなことは、まあ確かにそれはモテないね」
「ごめん、まあ冗談だけど、モテるでしょ、本当は」
「え、まあ、うん」
「何それ、そこはそんなこと無いよでしょ」
「うん、まあそうだね、ハハ、で、話って何?」