君はロックなんか聴かない
「え?どうして」
「うーん、詳しい死因は聞けてないけど多分自殺だと思う」
「え、」私は言葉に詰まる。
「詩織さんはね、アイドルをやってたんだ、歌も上手かったし、美人だし、誰もが憧れる人だった、完璧な人だった、でもだからこそ誰も気がついてあげることが出来なかった、センターを誰がやるとかで言われの無い誹謗中傷が多く届いたんだと思う、でも辛そうにはしていなかったから誰も気づいてあげられなかった、それがみんなのトラウマになっているんだよね、あの日から俺も花形もきっとアイナも無理をしてる、だから花形は売れることを極端に嫌がる、本当は誰より音楽が好きなのに音楽は高校までって決めてる、怖いんだよ、俺たちは」
「そっか、でも」
「きっと橋本さんにもアンチコメントはくるはず、それでも負けないで戦わないといけない、大丈夫そう?」
「う、うん、そっか」
「大丈夫?怖がらせるつもりはなかったけど」
「うん、ちょっとびっくりしたけど」
「そうだよね」
「アイナは怖くないのかな?」
「どうなんだろうね?解らないけど」
「久間くんは本当は好きなの?バンド」
「バンド自体は好きだよ、でも花形以外とはやるつもりはないからな、花形がやめるなら俺はそれでいいと思ってるよ」
「そっか」
「うーん、詳しい死因は聞けてないけど多分自殺だと思う」
「え、」私は言葉に詰まる。
「詩織さんはね、アイドルをやってたんだ、歌も上手かったし、美人だし、誰もが憧れる人だった、完璧な人だった、でもだからこそ誰も気がついてあげることが出来なかった、センターを誰がやるとかで言われの無い誹謗中傷が多く届いたんだと思う、でも辛そうにはしていなかったから誰も気づいてあげられなかった、それがみんなのトラウマになっているんだよね、あの日から俺も花形もきっとアイナも無理をしてる、だから花形は売れることを極端に嫌がる、本当は誰より音楽が好きなのに音楽は高校までって決めてる、怖いんだよ、俺たちは」
「そっか、でも」
「きっと橋本さんにもアンチコメントはくるはず、それでも負けないで戦わないといけない、大丈夫そう?」
「う、うん、そっか」
「大丈夫?怖がらせるつもりはなかったけど」
「うん、ちょっとびっくりしたけど」
「そうだよね」
「アイナは怖くないのかな?」
「どうなんだろうね?解らないけど」
「久間くんは本当は好きなの?バンド」
「バンド自体は好きだよ、でも花形以外とはやるつもりはないからな、花形がやめるなら俺はそれでいいと思ってるよ」
「そっか」