君はロックなんか聴かない
「アイナちゃんベース?いいけど」
「アイナ、ベースがいい」
未来達は放課後集まっては音楽をやった。それは正しく音楽だった。楽しかった。それが花形未来にはやりたい事だった。生活その物が音楽で出来ていて家族がいて初恋の人がいて音楽があり幸せな空間だった。客なんて1人も必要無かった。そこに音楽があること、色んな曲をカバーした何日も何日も、もしかしたらそれが原因だったのかも知れない。詩織は外に出たがった。もちろん誰も止めはしない。15の頃には色んなオーディションを受けていた。家族もアイナも応援していた。それに才能はあった。直ぐにアイドルのオーディションに受かり世間は天才少女と持て囃した。その姿に憧れたし誰よりも応援した。
詩織は中学を卒業と同時に家を出た。何かと都合がよかったのだろう。しっかり者で器用な姉だった、誰も止めはしない。未来は未来で音楽は続けた。ピアノとそしてギターをやり続けた。アイナは別の中学だが音楽を通して会い続けていた。
「バンドやりたいね」
「バンド?」
「だってこのまま二人で隠れてやり続けるの?」
「いや、うん、まあ、いいんじゃない?」
「未来は才能あるんだから日の目を浴びないとダメだよ」
「俺才能あるのかな?」
「あるよ、この前作ってた曲もすごく良かったし、中学にドラム叩ける人いないの?後ボーカルも」
「アイナ、ベースがいい」
未来達は放課後集まっては音楽をやった。それは正しく音楽だった。楽しかった。それが花形未来にはやりたい事だった。生活その物が音楽で出来ていて家族がいて初恋の人がいて音楽があり幸せな空間だった。客なんて1人も必要無かった。そこに音楽があること、色んな曲をカバーした何日も何日も、もしかしたらそれが原因だったのかも知れない。詩織は外に出たがった。もちろん誰も止めはしない。15の頃には色んなオーディションを受けていた。家族もアイナも応援していた。それに才能はあった。直ぐにアイドルのオーディションに受かり世間は天才少女と持て囃した。その姿に憧れたし誰よりも応援した。
詩織は中学を卒業と同時に家を出た。何かと都合がよかったのだろう。しっかり者で器用な姉だった、誰も止めはしない。未来は未来で音楽は続けた。ピアノとそしてギターをやり続けた。アイナは別の中学だが音楽を通して会い続けていた。
「バンドやりたいね」
「バンド?」
「だってこのまま二人で隠れてやり続けるの?」
「いや、うん、まあ、いいんじゃない?」
「未来は才能あるんだから日の目を浴びないとダメだよ」
「俺才能あるのかな?」
「あるよ、この前作ってた曲もすごく良かったし、中学にドラム叩ける人いないの?後ボーカルも」