君はロックなんか聴かない
授業が始まる。しかし授業と言っても今日はまだ座学はない。教科書を配ったりまた軽い自己紹介をしたりと座学がしたい訳では無いが退屈な物だった。
窓の外を見てればすぐに終わっていた。
休み時間になる。ふっと気が抜ける。
「橋本さん!一緒に食べよう」
「あ、うん」
須藤さんと青田さんだ。
「橋本さん、お弁当?」
「うん、そうだよ」
私は弁当箱を広げた。卵焼きと唐揚げ、きんぴらも入ってる。美味しそうだ。
「すごい、綺麗。美味しそうだね」
「私のなんて自分で作ったからバランス悪いよ、モヤシばっかり」
青田さんは弁当箱を開けた。
確かにそれはモヤシばかりでお世話にも綺麗とは言えないものだった。
「え、自分で作ってるの?すごいね」
須藤さんの優しいフォローだ。
「まあ、ご飯入れてモヤシ炒めるだけだけどね」
「ぜんぜん凄いよ、私なんて料理した事ないし」
私は話を聞きながら卵焼きを食べていた。いつもの味だ。美味しい。
須藤さんの弁当もバランスよく美味しそうだった。だがそれを自慢気に見せびらかすわけではなくひっそりと食べていた。
青田さんもシャキシャキといい音をたて、美味しそうに食べていた。
「橋本さん中学はどこ?」
「私は三中だよ」
「三中か、自転車だと遠くない?」
「うん、ちょっとあるよね、青田さんはどこ?」
「私は和協だよ」
「和協か、じゃあけっこう近いね」
「須藤さんはどこ?」
「私は辺山だよ」
「辺山もけっこう近いね」
「うん、そうだね、でも電車使ってるけどね」
話しがらお弁当をむしゃむしゃ食べる。
窓の外を見てればすぐに終わっていた。
休み時間になる。ふっと気が抜ける。
「橋本さん!一緒に食べよう」
「あ、うん」
須藤さんと青田さんだ。
「橋本さん、お弁当?」
「うん、そうだよ」
私は弁当箱を広げた。卵焼きと唐揚げ、きんぴらも入ってる。美味しそうだ。
「すごい、綺麗。美味しそうだね」
「私のなんて自分で作ったからバランス悪いよ、モヤシばっかり」
青田さんは弁当箱を開けた。
確かにそれはモヤシばかりでお世話にも綺麗とは言えないものだった。
「え、自分で作ってるの?すごいね」
須藤さんの優しいフォローだ。
「まあ、ご飯入れてモヤシ炒めるだけだけどね」
「ぜんぜん凄いよ、私なんて料理した事ないし」
私は話を聞きながら卵焼きを食べていた。いつもの味だ。美味しい。
須藤さんの弁当もバランスよく美味しそうだった。だがそれを自慢気に見せびらかすわけではなくひっそりと食べていた。
青田さんもシャキシャキといい音をたて、美味しそうに食べていた。
「橋本さん中学はどこ?」
「私は三中だよ」
「三中か、自転車だと遠くない?」
「うん、ちょっとあるよね、青田さんはどこ?」
「私は和協だよ」
「和協か、じゃあけっこう近いね」
「須藤さんはどこ?」
「私は辺山だよ」
「辺山もけっこう近いね」
「うん、そうだね、でも電車使ってるけどね」
話しがらお弁当をむしゃむしゃ食べる。