君はロックなんか聴かない
あれから一週間たった、未だに連絡はない。なぜだろう、いや焦りすぎか、そんなにすぐ集まらないか

私は掲示板の様子を見に行った。

すると掲示板の前に女子高生が立っていた。私のチラシを見てる。

その女子高生はビリっとチラシを破った。

「え」私はその行動が理解出来なっかた。

そのまま紙を半分に破りさらに半分に破ってポッケットに詰め込んだ。

「何で？」

女子高生は私に気づいた。一瞬驚いた表情をしたがすぐに私を睨んだ。

私は思い出したその女子高生はこの前スタジオの休憩所にいた女子高生だ。

「なんか文句あるの？」

「何で？」私は目の前で起きてる事が理解出来ずに涙が溢れそうになった。

「遊びでやってるんでしょ？目障りなんだよ、そう言うの」

「え、違う、私は真剣に」

「真剣？真剣にプロ目指してるの？」

「真剣に真剣にプロ目指してるよ」

「本気で言ってるの？無理だよ、あなたには」

「だから何？何でこんな事するの？」

「バンドやりたいなら軽音部入ればいいじゃん、何でカッコつけてるの？私は特別ですって、あなたも花形も、遊びのくせに、そう言うところが気に入らない」

「別にカッコつてるわけじゃない、軽音部がちゃんとしてないんじゃん」

「すべてがちゃんとしてないんじゃない上部だけ見ないで、あなたも音楽やりたいなら入部すればいい、まあもう居場所なんてないけど、じゃあ」

「あ」女はそう言って立ち去ってしまった。私は何も出来なかった。

悔しい。悲しっかた。
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