君はロックなんか聴かない
「次どうする?」

「お腹減ったー!」

「そうだね、ご飯にしようか」

 沢山の売店がある。どれも美味しそうだ。目移りする。カキ氷を持つ少年が小走りで家族の元に通り過ぎる。美味しそうだ。是非食べたい。

「何食べる?」

「どうしよっかな?」

「がっつり食べる?」

「私はちょっとでいいかな?」

「えみちゃんと青田さんはどうする?」

「焼きそば食べたい!」

「いいね、焼きそば、私も焼きそばにする」

「ひめちゃんはどうする?」

「私はホットドッグにしようかな、後かき氷!」

「いいね、かき氷私も食べたい」

「どこで食べる?場所とらないとね」

「あ、ちょうどどいたよ、あそこでいいんじゃない?」

「うん、いいね、私先に待ってるから買って来ていいよ」

「じゃあ私も待ってるよ、焼きそばの二人行ってきな」

「ありがとう、じゃあ行って来ます」

青田さんとえみちゃんが先に買いに行った。私たちパラソルの下のんびり待つことにした。タオルで水をふく。髪はなかなかかわかない。

「写真とろう」

白石さんをまた写真を撮り始めた。私も全力のキメ顔で答える。撮るのが上手いのかなかなか可愛く撮れてる。何枚かフィルターを変え角度を変えて最高傑作を探す。

「うん、これ可愛い!ホーム画面にしようかな、いい?」

「え、いいよ、あとで私にも送って」

「うん、みんなのやつもあとでグループにまとめて送るね」






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