異世界もふもふ保育園へようこそ!
私は、自分の世界の保育園基準より一人あたりの面積確保を重要と考えた。
なにしろ、子どもとはいえ仔羊なので人間の子どもの基準より大きいので、一人あたりの面積基準は大きく確保するに越したことはない。
それに小さくて困ることはあっても、大きくて困ることはそうないだろう。
建物の説明をガタイのいいサムさんに説明しつつ、どんな物とどんな部屋が必要でとか、作り付けの棚は出来るのかとかあれこれ話しつつ部屋のイメージ図を書いた。
保育士になるにあたって、私が練習したのはピアノと絵を描くことだった。
子ども達に分かりやすく、教えたりするために絵は重要なのだ。
そのため、私は絵を描くことも慣れたものだった。
イメージ図を見せると、サムさんは驚きつつ私をみて言った。
「凄いな。とてもわかりやすい。完成図のように書いてくれて、これなら後はサイズに合わせて上手く作れそうだ」
そんな感じで、色々詰めて話して安全面の配慮すべき事や場所を伝えて今回の初保育園を作ろう会議は閉廷したのだった。