異世界もふもふ保育園へようこそ!
素敵な園舎が出来たころ、お手伝いの人員もライラさんのお友達のミーナさんにキャロルさんにエリンさん。カロンくんの母マキナさんは調理担当になってくれた。
そしてキャロルさんの娘さんのミレイラさんが事務と経理担当になってくれている。
この村では貨幣もあるものの、未だに物々交換での生活も多く保育園でもそれを混ぜていくことに決めた。
建物を建ててくれたサムさんのところは実質無料で、農場や畑をやっているお家からは野菜や麦、乳や卵なんかをもらってお昼やおやつとして提供するから保育料は納品物でOKといった形。
保育士や私たちもそこで残った余りを給与として分けてお持ち帰りすることに決まった。
生物だったりするので、乳や卵はなるべく朝に採れたものを必要なだけ運んでもらい、野菜は日持ちするものは週一、葉物は二日に一回届けてもらって献立をマキナさんやライラさんが相談して考えてくれている。
木工職人のガルさんのところも、食器をたくさん作って園にと頂いたのでお子さんたちを実質無料でお預かりになった。
どれも子どもサイズで食べやすいように工夫された食器は、お昼ご飯と相まって子ども達には好評だ。