異世界もふもふ保育園へようこそ!
大きな開かれた扉の前には嵐の後に見た騎士と同じ服装の人がおり、ここが王都への入り口だと気づいた。
そんな王都への入り口前で順番を待つ。
そして、受付に来ればミケーレさんが顔を見せるだけで通過許可が出るのですぐに通る。
さすが、宰相。
そうして大きな壁を抜けた先は綺麗な街が広がっていた。
見た感じは、河川の中にある街だ。
私の世界のヨーロッパのあたりの雰囲気が漂っている。
綺麗で可愛い、そんな色遣いの建物の先にまさしくお城があった。
馬車はそのお城に続く真っすぐな道を突き進んでいく。
その先に見えるお城は、私の中では某ファンタジーの魔法学校みたいな感じの大きなお城だった。
まず、お城に着く前に庭? いや、庭園が広いのだ。
バラのようなお花や、他にも綺麗な花が計算されて配置された綺麗に作られた庭園はまさに王様が住むにふさわしいお城である。
まさか、そんな庭園の端に明るい建物を建ててしまったとは……。
庭園の景観に合わない可愛らしい色使いの建物は間違いなさそうだ。
私はその建物を眺めつつミケーレさんに聞いた。