虹の彼方へ~幸せな生活~
蓮が姿を現したので、

「ハッピーバースデートゥユー………」と凛が歌う。
奈々は、優しく見守る。

蓮がロウソクの火を吹き消す。

「パパおめでとう!」と凛は、蓮に絵とお花を渡した。

「凛。ありがとう。上手に書けてるなぁ~」

そして奈々の番だ。
「蓮おめでとう。はい」とプレゼントを渡した。

「ありがとう。開けてもいい?」「もちろん」

蓮は開けて驚く。自分好みのかなりの高級品が入っていた。

「奈々。こんな高価な…」

「蓮が、私と出会ってからの分の誕生日を祝ってくれた様に、私も蓮に何かしたかったの」

「俺は、奈々と凛がいてくれるだけで充分だよ」心からの言葉だ。

「蓮、いつもありがとう」

「こちらこそ。奈々、この腕時計大事に使わせてもらうな」











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