虹の彼方へ~幸せな生活~
「凛、パパのお母様がいらしたの。エレベーターの前までお迎えに行くわよ」

「パパのお母さん??」凛は、ピンと来ない様だ。

「凛のおばあちゃんよ」

「おばあちゃん!!わ~い」と嬉しそう。

奈々は初対面に少し緊張するのだった。


が心配は無用だった…

エレベーターが到着した瞬間、想像していたおばあちゃんとは全く違う美魔女が現れた。

「きゃ~。奈々ちゃんと凛くんね」と抱きしめられる。

身長は奈々より少し高くスラッとしている。

蓮の年齢からも60歳は超えているはずだが見えない。

そして蓮は母親似だと実感する。

「初めまして。奈々です」

「凛です」

と挨拶すると、

「そんなに堅苦しくならないで!美幸ちゃんって呼んでね!」

「…」固まる奈々。

「美幸ちゃん!」と凛は戸惑うことなく呼んでいる。








< 31 / 105 >

この作品をシェア

pagetop