虹の彼方へ~幸せな生活~
海斗の点滴は1時間位かかった。
その間に診察時間は終了し、最低限の人員を残して、帰るように言われたのだ。
今日の受付は、さくらと子供さんがまだ小さい戸田さんとのふたりだったのでさくらが残る。
看護師は、ベテランがひとり。点滴の時に騒がしかった看護師の面々は帰されたのだ。
点滴が終わって起こされるまで、海斗は熟睡していた。起きた時には、スッキリした気がした。
受付でさくらを見た海斗は、ちょこまか動く可愛い子がいるなと思った。
会計を済まし、処方箋と領収証をもらい病院を後にする。
そこへ、
「すみません。桐島様」と声が掛かった。
見ると受付の女の子。
わざわざ追いかけてきて、大人しそうにみえて告白でもしに来たか?と思った。
「はい?」と返事したが、次の言葉で固まる。
「保険証を返し忘れました!申し訳ありません」と勢いよく頭を下げられたのだ。
「…」さくらには伝わってないが妙に恥ずかしい。
返事がない海斗にさくらが頭を上げ海斗をみる。
その間に診察時間は終了し、最低限の人員を残して、帰るように言われたのだ。
今日の受付は、さくらと子供さんがまだ小さい戸田さんとのふたりだったのでさくらが残る。
看護師は、ベテランがひとり。点滴の時に騒がしかった看護師の面々は帰されたのだ。
点滴が終わって起こされるまで、海斗は熟睡していた。起きた時には、スッキリした気がした。
受付でさくらを見た海斗は、ちょこまか動く可愛い子がいるなと思った。
会計を済まし、処方箋と領収証をもらい病院を後にする。
そこへ、
「すみません。桐島様」と声が掛かった。
見ると受付の女の子。
わざわざ追いかけてきて、大人しそうにみえて告白でもしに来たか?と思った。
「はい?」と返事したが、次の言葉で固まる。
「保険証を返し忘れました!申し訳ありません」と勢いよく頭を下げられたのだ。
「…」さくらには伝わってないが妙に恥ずかしい。
返事がない海斗にさくらが頭を上げ海斗をみる。