虹の彼方へ~幸せな生活~
そして、お互いの視線が交わった。

その瞬間海斗は、以前奈々が言っていた事を思い出した。

心に響く何か。

初めて感じたこの感覚。

奈々ちゃん、感じた!と内心叫ぶ海斗。


この機会を逃すものか!


保険証を受け取りながら、思わず手を掴んだ。

さくらは目を見開いている。

「一目惚れしました。貴方の事が知りたい!」

とストレートに伝えた。


今度はさくらが固まった…

さくらは恋愛経験がなく、しかもみんなが騒ぐ様な人からそんな事を言われても、揶揄われているとしか思えなかったのだ。














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