虹の彼方へ~幸せな生活~
テイクアウト出来るイタリアンのお店でランチを購入し、海斗の家に向かって歩き出す。

「さくらちゃんは今何歳?」

「25歳です。桐島さんは?」

「海斗」

「??」歳を聞いたのに名前で返された。

「海斗って呼んでほしいな」

「…」恥ずかしくて頬が赤くなる。

「言ってみて」

「か、か、海斗さん」もう顔が真っ赤だ。

「よく出来ました!年齢だよね?36歳。さくらちゃんからしたら、おじさんかな?」

「そんな事ないです!」と勢いよく返した。

海斗は、さくらが可愛くてしょうがない。
本当はすぐにでも抱きしめたい所だが、まだまだ我慢だと自分に言い聞かせているのだった。













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